アイスクリーム、
暑くなると食べたくなりますね。
そのアイスクリームについて
不思議に思っていることがあります。
そこで、
アイスクリームについて
調べてみました。
まず、
アイスクリームメーカーの業界団体である
一般社団法人日本アイスクリーム協会の
公式ウェブサイトを訪ねました。
「アイスクリームの基礎知識」のページを見ると、
とても参考になる情報がたくさん載っています。
たとえば、
含まれる乳成分が一定以上入っていないと、
法的にアイスクリームと呼べないそうです。
アイスクリーム(アイスクリーム類)の定義は、
次の通りです。
アイスクリーム類とは、乳・乳製品を主要原料として凍結させたもので乳固形分(乳の水分以外の成分)を3.0%以上含むものの総称で、含まれる乳固形分と乳脂肪分の量によって[種類別]アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスの3つに分類されています。・・・日本アイスクリーム協会公式ウェブサイト(アイスクリーム類の種類)から引用しました
アイスクリーム(アイスクリーム類)といえば、
景品表示法が規定する有利誤認に違反するおそれがある
不当表示問題で話題になっている冷凍食品と同様に、
割引率を強調した割引販売が行われることがある食品です。
![130428アイスクリーム①、新聞折り込みチラシ.JPG]()
~ 4月27日(土曜日)の新聞に折り込まれたチラシです。
「アイスクリーム」は、
4割引で販売されることが多いようですが、
割引される前の価格(比較対照価格)が
スーパーマーケットによって違います。
メーカー希望小売価格、メーカー参考小売価格、
当店表示価格など。
メーカー希望小売価格とメーカー参考小売価格、
どう違うのでしょうか?
また、
メーカーに聞けば、
またはメーカーのホームページを見れば、
希望小売価格または参考小売価格が
わかるのでしょうか?
さて、
4月28日(日曜日)の午後、
メーカー希望小売価格から4割引で
箱入りアイス(アイスクリーム類)を
割引販売しているスーパーマーケットへ行ってきました。
![130428アイスクリーム②、ロッテのアイスクリーム類.JPG]()
~ 箱入りアイスが189円(税込)でした。メーカー希望小売価格315円(税込)x0.6(4割引)=189円(税込)
次に、
「アイスクリーム類」の食品表示において、
一般的にはあまり知られていないと思われることがあります。
それは、
賞味期限と保存方法の記載を
省略することが可能だということです。
「加工食品に関する共通Q&A(消費期限又は賞味期限について)」などを参照すると、
品質の変化が極めて少ないもの(下記の食品)は、
期限表示(消費期限または賞味期限)と保存方法の省略が可能です。
でん粉、砂糖、食塩、うまみ調味料
チューインガム、冷菓、アイスクリーム類、
飲料水、清涼飲料水(ガラス瓶入り(紙栓のものを除く)、
ポリエチレン製容器入りのものに限る)、氷
次の箱入りアイスの
義務表示事項欄をご覧ください。
賞味期限と保存方法の記載が
ありませんね。
日本アイスクリーム協会の
「アイスクリームの基礎知識」のページに載っている
「アイスクリームの賞味期限表示」を見ると、
次の記載があります。
賞味期限表示に代えて、枠などで囲われた部分の外側のところに、「ご家庭では−18℃以下で保存して下さい」、あるいは、「要冷凍(−18℃以下保存)」などと記載して、お客様がアイスを保存するときの注意をお願いしています。
確かに、
今回買った箱入りアイスには、
保存方法の注意書きがあります。
でも、
一般家庭の冷蔵庫の冷凍室(フリーザー)で常時、
-18℃以下という温度環境を保つことは
とてもむつかしいと思います。
指定された保存方法が守れない場合、
品質の劣化は避けられないのではないでしょうか?
アイスクリームを家庭の冷蔵庫に1年以上保存していても、
品質は変わらないのでしょうか?
アイスクリームではありませんが、
ある家電メーカーのフォースター機種の冷凍冷蔵庫
(冷凍室内の食品の温度が-18℃以下)の説明書を見ると、
冷凍食品の保存期間の目安は約3ヶ月となっています。