全国味噌工業協同組合連合会のウェブサイトに載っている
「みその種類別出荷数量<全味工連集計>」の2015年の種類別シェアをみると、
米麹を使う米みそ※が80.9%を占め、麦麹を使う麦みそ※の4.5%、
大豆と塩を主原料とする豆みそ※の4.8%などを圧倒しています。
※食品表示のルールブックといえる「食品表示基準」は、
みその種類について次の通り定義しています。
米みそ 大豆(脱脂加工大豆を除く。以下みその項において同じ。)を蒸煮したものに、米を蒸煮してこうじ菌を培養したもの(以下みその項において「米こうじ」という。)を加えたものに食塩を混合したものをいう。
麦みそ 大豆を蒸煮したものに、大麦又ははだか麦を蒸煮してこうじ菌を培養したもの(以下みその項において「麦こうじ」という。)を加えたものに食塩を混合したものをいう。
豆みそ 大豆を蒸煮してこうじ菌を培養したもの(以下みその項において「豆こうじ」という。)に食塩を混合したものをいう。
調合みそ 米みそ、麦みそ又は豆みそを混合したもの、米こうじに麦こうじ又は豆こうじを混合したものを使用したもの等米みそ、麦みそ及び豆みそ以外のものをいう。
八丁味噌のブランドとして知られる
「カクキュー」(合資会社八丁味噌)のホームページを参照すると、
八丁味噌は、岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある岡崎市八帖町(旧・八丁村)で、江戸時代初期より旧東海道を挟んで向かい合った2軒の老舗が伝統製法で造り続けている豆みその銘柄です。大豆と塩のみを原料に、大きな杉桶に仕込み、天然の川石を山のように積み上げて重石とし、天然醸造で二夏二冬(ふたなつふたふゆ)以上の間熟成させます。 味は大豆の旨味を凝縮した濃厚なコクと少々の酸味、渋味、苦味のある独特の風味が特徴です。
だそうです。
~ 「八丁味噌の郷」の史料館にある国鉄岡崎駅にあった昔の看板、
2016年8月5日撮影。
さて、
8月5日(金曜日)午後2時頃に、
愛知県岡崎市八帖町にある「八丁味噌の郷」(株式会社カクキュー八丁味噌)の
史料館と味噌蔵を見学しました。
~ 「カクキュー」の本社事務所、国登録文化財。
売店内にある受付で午後2時スタートの
ガイドツアーを予約しました(団体は要予約)。
見学料無料、試飲試食あり、
所要時間は約30分です。
最初は、
昔のみそ作りを学ぶことができる史料館の見学です。
~ 宮内省御用達関係の史料展示。
~ 天保10年(1839年)作の「カクキュー」に残る最古の木桶。
続いて味噌蔵の見学です。
~ 6トンの仕込みに対し積石は3トン。
味噌蔵の見学が終わると、
試飲と試食です。
「カクキュー」の隣には、
「まるや八丁味噌」があります。
~ 「まるや八丁味噌」の工場も見学ができます。
☆ 「カクキュー八丁味噌」(八丁味噌の郷)
(愛知県岡崎市八帖町字往還通69番地)
☆ 2016年8月6日(金曜日)午後1時30分頃~2時35分頃利用